筋トレで筋肉が作られるメカニズム

カッコイイ体、きれいな体を作るためには、メリハリのある、ボディラインを筋肉で形作らなければなりません。 筋トレを行い、作り変える部位をいったん壊すと、前よりも強く、大きく再生しようとする体内の働きによって、筋肉が新しく形作られます。 筋肉を壊して、再生させるのに、4つの方法が考えられます。

①筋肉に大きな力をかける方法。
バーベルなど重たいものを持ち上げて、筋肉に大きな力をかける方法です。

②筋肉を損傷させる方法。
バーベルを上げて、下ろす局面では、筋肉は力を発揮しながら伸ばされます。 このような収縮をエキセントリック収縮といいます。 エキセントリック収縮では筋損傷が激しく起こることがわかっています。 このようなエキセントリック収縮をトレーニングにうまく利用する方法です。

③筋肉中に乳酸を蓄積させる方法。
高強度の運動をすると、筋肉中に乳酸が発生します。 乳酸の蓄積量が多いほど、成長ホルモンの分泌が高まり、筋肉作りが促進されます。 乳酸を多く発生させるトレーニング法をうまく利用する方法です。

④筋肉内の血液循環を制限する方法。
加圧トレーニング法でみるように、加圧ベルトで、人体の四肢の基部を締め付けると、血液循環が制限されて、血液にのって運ばれてくる酸素が不足し、低酸素状態になります。このような状況下で、トレーニングをすると、どんどん筋肉中に乳酸が蓄積され、成長ホルモンの分泌が高まり、筋肉作りが促進されます。 このように、血液循環が制限されるようなトレーニング法をうまく利用する方法です。